<シリーズ 信仰の山に登る> 

和泉葛城山<関西100名山>

(日 程)2009年11月15日(日)くもり 参加4名

(コ−ス) 南海電車貝塚駅=(水間鉄道)=水間観音=(バス)=蕎原登山口
  蕎原登山口〜枇杷平〜和泉葛城山山頂〜茶店〜五本松〜犬鳴山行者の滝〜七宝滝寺〜犬鳴山温泉=(バス)=南海泉佐野駅

(概要)
和泉葛城山は古くから信仰とのかかわりの深い山である。山頂には、八大竜王社があり、一言主を祀っている。
そのすぐ北側に背中を合わせるように、葛城神社があり、類似した造りの石造の宝殿が鎮座している。
山頂北側の斜面にブナの天然林が広がっている。
ブナは本来冷涼な気候帯で生育するが、ここのブナ林は生育の南限に近く、さらに八大竜王社の社有林として伐採を禁じられていた。
そのため、奇跡的に残っていたという理由で、1923年に国の天然記念物に指定されている。

<山頂の由緒書き>
葛城山は、奈良時代に役小角(役行者)が開いたとされる葛城修験道場として、信仰を集めてきた。
伝説によれば、享保年間(1716〜36)、岸和田藩主岡部氏が狩りに来山した時に、白鹿を射殺すると、たちまち雷が鳴り豪雨となった。
そこで、藩主は巨石で社殿を造り、葛城一元主命、八大龍王をまつって山を鎮めたと言われる。
以来、社は五ヶ荘(塔原、相川、河合、蕎原、木積)の郷社とされ、特に雨の神として信仰された。

<感想>
蕎原登山口から雑木林の急な坂道を登る「Bコース」を登り、約30分で塔原からの登山道と合流。
しばらくして枇杷平に到着。ここには、「献燈」と刻まれた石灯篭が立っている。
ここから、昔の参道、林道を歩いてブナ林の中を山頂に登る。紅葉が素晴らしい。ブナ林は国の天然記念物。
山頂には葛城神社、石宝殿が背中合わせに立っている。
山頂から近くの展望台に行き、関西空港、紀ノ川方面の展望を愉しんだあと、茶店に下り、広場で早めの昼食。
昼食後、紀泉高原スカイラインを自動車、自転車と一緒に五本松まで歩く。展望はあるが、車道を歩くのは楽しくない。
五本松からはよく整備された登山道を犬鳴山「七宝滝寺」に下る。犬鳴山温泉「不動口館」で入浴しバスで南海泉佐野駅に帰る。
曇り空で寒い一日であったが大いに紅葉を楽しめました。

ブナの林を歩く 紅葉
  
紅葉 葛城神社
 
紀ノ川方面(龍門山) 紅葉
 
行者の滝 七宝滝寺
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