花暦 はなごよみ 二月

お母さんと一緒に花をながめよう。
花にまつわる楽しいエピソードもあるよ。

  ラナンキュラス    
     

ラナンキュラスは、薄い紙を何枚も重ねたみたいに花びらがぎゅっと集まっていて、
まるで小さなお姫さまのドレスのようにふんわり広がるお花なの。
寒い季節にも負けずに咲いてくれて、黄色やピンク、白、オレンジなど、
見ているだけで心がぽかぽかしてくる色がたくさんあるよ。
お花の中をそっとのぞくと、花びらがくるくると重なっていて、
まるで「ここにおいで」と優しく包み込んでくれるみたいに見えるの。
触れるとやわらかくて、風が吹くとふわっと揺れて、まるでお花が小さくあいさつしているみたいだね。

花にまつわるエピソード
ラナンキュラスの名前は「小さなカエル」という意味から来ていて、昔は水辺にたくさん咲いていたことが由来なんだって。
華やかな見た目とはちがって、実は自然の中でたくましく育つ力を持っているお花。
ヨーロッパでは春を呼ぶ花として親しまれていて、花束にすると「あなたは魅力的」というメッセージになることもあるよ。

リムラ・マラコイデス    
     

プリムラ・マラコイデスは、小さな花が何段にも重なるように咲く、春を告げるかわいらしいお花なの。
白から紫へと変わる花びらの色がとてもきれいで、まるで絵本の中の光がふわっと集まったみたいに見えるよ。
寒い季節にも元気に咲いて、鉢いっぱいに広がる姿は、見ている人の心をそっと明るくしてくれるの。
ひとつひとつの花は小さいけれど、集まるとまるで花の雲がふんわり浮かんでいるように感じられるよ。

花にまつわるエピソード
プリムラは「春のはじまりを知らせる花」として親しまれ、ヨーロッパでは幸運を運ぶ花とも言われているの。
花言葉は「希望」「優しさ」。寒さのあとに明るく咲く姿が、人々に元気をくれることから生まれたんだよ。

 パンジー    
     

パンジーは、ひらひらとした花びらが重なり合い、まるで小さな顔がこちらをのぞいているように見えるかわいらしいお花なの。
紫や黄色、ピンクなど色の種類がとても多く、冬から春にかけて寒さに負けずに咲いてくれるよ。
花びらの模様はひとつひとつ違っていて、まるでお花がそれぞれの表情を持っているみたい。
鉢いっぱいに咲くと、庭がぱっと明るくなって、見る人の気持ちをやさしく包んでくれるんだ。

花にまつわるエピソード
パンジーの名前は、フランス語の「考える」という言葉が由来で、
花がうつむく姿が“物思いにふける人”に見えたことから名づけられたの。
花言葉の「思い出」「物思い」も、そんな姿から生まれたと言われているよ。

パンジーは、野生のすみれをもとに品種改良されて生まれたお花なの。
すみれより花が大きく、色も豊富になったことで、冬から春の庭を彩る代表的な花になったよ。
どちらも同じスミレの仲間なんだ。

 キンセンカ(金盞花    
     

キンセンカは、太陽の光をぎゅっと集めたような明るい黄色やオレンジ色の花を咲かせるお花なの。
花びらが何枚も重なってふんわり広がり、まるで小さな太陽が足もとにぽっと灯ったように見えるよ。
冬から春にかけて元気に咲き、寒い季節の庭をあたたかくしてくれるのも魅力のひとつ。
つぼみが少しずつ開いていく姿もかわいらしく、見ていると「今日もがんばろうね」とそっと励ましてくれるように感じられるんだ。

花にまつわるエピソード
キンセンカは、太陽の光を呼ぶ花として昔から大切にされ、ヨーロッパでは幸運をもたらすお守りの花と信じられてきたの。
花言葉の「慈愛」「あたたかな心」は、寒い季節にも明るく咲くその姿から生まれたと言われているよ。
キンセンカの和名は(きんせんか)で、「盞(さん)」は“さかずき”を意味し、
“金色のさかずきのような花” というイメージからこの漢字が当てられているよ。

 スイセン(水仙)    
     

スイセンは、白い花びらの真ん中に黄色いラッパのような花がついた、春を告げる明るいお花なの。
まだ寒さが残るころにすっと立ち上がって咲き、まるで「もうすぐ春だよ」と知らせてくれているみたい。
細長い葉っぱの間から、凛とした姿で咲く花はとても上品で、風に揺れるとやさしい香りがふわっと広がるよ。
群れて咲くと、庭の一角がぱっと明るくなり、小さな光が集まったような景色をつくってくれるんだ。

花にまつわるエピソード
スイセンは、春の訪れを告げる花としてヨーロッパでも日本でも大切にされてきたの。
その清らかな姿から「尊敬」「希望」といった花言葉が生まれたと言われているよ。
またスイセンは、ギリシャ神話の美少年ナルキッソスが水面に映る自分に恋し、花になったという物語と結びついているの。
この伝説から「ナルシスト」という言葉が生まれ、スイセンは“自己愛”の象徴として語られることもあるんだ。

ハボタン(葉牡丹)    
     

ハボタンは、冬の庭を彩るために作られた観賞用の植物で、キャベツやアブラナの仲間なんだよ。
花のように見える部分はじつは葉っぱで、白やピンク、紫などの色が重なって、まるで大きな花が咲いているように見えるのが特徴なの。
寒さにとても強く、冬でも元気に育つので、花が少ない季節の庭を明るくしてくれるよ。
葉がゆっくりと開いていく姿は、まるで冬の中で静かに咲く花のようで、見る人の心をほっとあたためてくれるんだ。

花にまつわるエピソード
ハボタンは、冬でも色鮮やかな姿から「祝福」や「平和」の象徴としてお正月飾りにも使われてきたの。
牡丹の花に似ていることから「葉牡丹」と呼ばれ、寒い季節に希望を届ける植物として親しまれているよ。

 オキザリス    
   

オキザリスは、カタバミの仲間で、日差しを浴びるとぱっと花を開く可愛らしい多年草。
細い茎の先に五枚の花びらをつけ、群れて咲くと地面が一面ピンク色に染まるほど華やかなんだ。
葉は三つ葉の形をしており、光や気温によって閉じたり開いたりする性質があるよ。
丈夫で育てやすく、冬から春にかけて長く咲く種類も多いため、庭の彩りとして人気が高い植物なんだ。
日当たりのよい場所を好み、こぼれ種や球根で自然に増えていくのも特徴だよ。

花にまつわるエピソード
オキザリスは、三つ葉の形から「幸運」や「喜び」を象徴する花として親しまれてきたの。
太陽が出ると花を開き、曇ると閉じる姿から、「前向きな心」や「希望」を表す花言葉が生まれたと言われているよ。

 イベリス(常盤薺 トキワナズナ)    
   

イベリスは、春に白い小花を密に咲かせる多年草で、
花が重なり合って咲く姿が雪のように見えることから「キャンディタフト」とも呼ばれるよ。
花びらは外側が大きく内側が小さい独特の形をしており、花房が平らに広がるのが特徴なんだ。
常緑性で一年中葉が残るため、グランドカバーとしても人気が高い植物だよ。
乾燥に強く、日当たりのよい場所を好み、ロックガーデンや花壇の縁取りに使われることが多いんだ。

花にまつわるエピソード
イベリスは、白い花がぎゅっと集まって咲く姿から「思いやり」「甘い誘惑」などの花言葉がつけられたの。
春の訪れを告げる花としてヨーロッパで親しまれ、庭を明るく彩る“春の白いじゅうたん”として愛されているよ。
冬でも葉っぱが残って、ナズナみたいな白い花を咲かせるから“常盤薺”って呼ばれるんだよ。

シクラメン(かがり火花)    
   

シクラメンは花びらがくるんと上に向いていて、まるで小さな炎がゆらゆらしているみたいでしょう。
だから日本では“かがり火花”って呼ばれることもあるの。
寒い季節でも元気に咲いてくれるから、お庭や玄関を明るくしてくれる頼もしいお花なのよ。
葉っぱの模様もハートみたいでかわいいでしょう。
大事にしてあげると、毎年ちゃんと咲いてくれるのよ。

花にまつわるエピソード
シクラメンはね、ちょっと恥ずかしそうにうつむいて咲くから、“内気”とか“やさしさ”っていう花言葉があるの。
でも寒い冬にこんなにきれいに咲くでしょ。だから“希望”っていう意味もあるんだって。
がんばり屋さんのお花なのよ。

プリムラ    
   

プリムラは小さなお花がたくさん集まって咲くから、とってもにぎやかでかわいいお花なのよ。
真ん中が黄色くて、まるで小さな星が光っているみたいに見えるでしょう。
寒い季節でも元気に咲いてくれるから、お庭がぱっと明るくなるの。
葉っぱもふわっとしていて触るとやさしい感じがして、毎年きちんと咲いてくれるおりこうさんなのよ。

花にまつわるエピソード
プリムラは“春を一番に知らせてくれる花”と言われていて、
寒い中でもがんばって咲く姿から「希望」や「元気」という花言葉がついたの。
見ているだけで明るい気持ちにしてくれる、やさしいお花なのよ。

パンジー    
   

パンジーは色とりどりのお花がひらひら咲いて、お庭をいっきに明るくしてくれるお花なのよ。
花びらの真ん中に模様があって、お顔みたいに見えるでしょう。
寒い季節にも元気に咲いてくれるから、冬から春までずっと楽しませてくれるの。
葉っぱもやわらかくて、風にゆれるととてもかわいらしいのよ。
お日さまが好きだから、明るいところに植えてあげると、もっとたくさん咲いてくれるの。

花にまつわるエピソード
パンジーは“もの思いにふける”という意味があって、
花びらの模様がお顔みたいに見えることから、昔の人がそう名づけたんだって。
寒さに負けずに咲く姿から「まごころ」や「思いやり」という花言葉もあるのよ。